北朝鮮が、新型ミサイル用固体燃料式エンジンの実験に成功
11月 15, 2023 18:37 Asia/Tokyo
北朝鮮の国営通信が15日水曜、新型の中距離弾道ミサイルに使用する固体燃料式エンジンの地上燃焼実験に成功したと報じました。
イルナー通信によりますと、このエンジンについては、11日土曜と14日火曜にも第1段エンジンと第2段エンジンの実験がそれぞれ行われていたということです。
北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信は、実験について「大変満足する結果が得られた」としながら、エンジンは開発中の新型中距離弾道ミサイルでの使用に耐えうると伝えました。
韓国の国家情報院は先日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル・火星18型の3度目の発射実験に向けて最終準備段階にあると見られると発表していました。北朝鮮は、同ミサイルの実験をこれまでに2回行っていますが、それらは失敗に終わっています。
今回の北朝鮮の実験は、アメリカが核搭載可能な爆撃機・B52を含む戦略兵器を地域に配備させることに反発し、滅ぼす対象になると警告した中で行われました。
朝鮮中央通信は論評において、このアメリカの行動を「意図的な核戦争挑発策動」だとしながら、「米国は朝鮮半島が法律的に戦争状態にあり、敵側の地域に入る戦略資産が最初の消滅対象になることを知らないはずがない」と指摘していました。