台湾地震の負傷者1000人超、余震は300回以上に
4月 04, 2024 17:20 Asia/Tokyo
台湾で発生したマグニチュード(M)7.2の地震による死亡者が9名、負傷者が1000人を超えました。
ロイター通信など報道各社によりますと、現地時間の3日午前に台湾東部を震源とする強い地震が発生し、震源に近い東部・花蓮に主な被害が出ています。
台湾の消防当局の発表では、負傷者は1050人に達し、行方不明者はホテル従業員42人を含む48人となりました。
また、現地災害管理当局は3日夜、国立公園に向かっていたホテル従業員の捜索に重点を置いていると説明しました。
消防当局は4日木曜、鉱区で身動きが取れなくなっていた6人をヘリコプターで救出したと明らかにしています。
現地では、4日午前6時までに300回以上の余震が発生しており、厳しい状況の中で救助活動が行われています。
鉄道管理当局によると、花蓮に向かう鉄道路線も4日に予定より早く再開されましたが、同市北部郊外の駅は損傷し閉鎖されているということです。
今回の地震について、日本の岸田首相は「X」にお見舞いの意を表明するとともに、「海を接する隣人である台湾の困難に際し、日本としては必要な支援を行う用意があります」とポストしました。
またこれに対し、中華民国総統を務める蔡英文氏も、岸田首相のポストを引用しながら「皆さまのご配慮に感謝します」と返しています。