フィリピンと米国の軍事協定が停止
6月 03, 2020 20:25 Asia/Tokyo
フィリピン外相は、ツイッター上で、同国大統領の命令により、共同訓練などで同国を訪問した米兵らの法的地位について定めたVFA・「訪問米軍地位協定」が停止されたと記しました。
フランス通信によりますと、フィリピンのロクシン外相は2日火曜、「フィリピンのドゥテルテ大統領は、麻薬の密輸に対する同大統領の政策にアメリカが介入したことを受け、2月から開始していた米国とのVFAの6か月間の破棄プロセスを中止した」と発表しました。
ドゥテルテ大統領は以前、アメリカがフィリピン高官のアメリカ入国ビザを無効にしたことへの報復として、アメリカとの軍事協定の破棄を命じていました。
ドゥテルテ大統領は警告の中で、フィリピンとして地域における米国の外交政策に追従しないことを指摘し、「もしアメリカが、麻薬の密輸との闘いの協力と監督に当たっていた警察長官のビザを延長しないのであれば、米国との軍事協定を打ち切る」と述べていました。
1998年にフィリピンと米国の間で署名されたVFA訪問米軍に関する地位協定により、東南アジアのフィリピンで何千人ものアメリカ軍の駐留が可能となっています。
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