韓国貿易協会、日本による追加規制に備え必要」
6月 30, 2020 17:54 Asia/Tokyo
韓国貿易協会の国際貿易通商研究院が30日火曜、「戦略物資のうち対日輸入依存度が高い非敏感品目を中心に、日本による追加規制に備える必要がある」としました。
韓国・ヨンハプ通信が、ソウルから報じたところによりますと、同協会の報告書では、半導体やディスプレーの製造に必要な装置、石油化学基礎製品、プラスチック製品などの非敏感品目の対日依存度は80~90%に及ぶ、とされています。
日本は昨年、輸出管理上の優遇措置を受けられる「グループA(旧ホワイト国)」から韓国を除外した後、戦略物資の非敏感品目の輸出審査を大幅に強化しました。
このうち、対日依存度が70%以上の100品目を選別した結果、半導体・ディスプレー製造用装置など上位3品目群が56.7%を占めています。
このほか、対日依存度の高い製品としては石油化学基礎製品が94.8%、半導体製造用装置(86.8%)、プラスチック製品(83.3%)、写真・映画用の材料(89.7%)などとなっています。
また、この報告書では、昨年日本が対韓国輸出規制強化に踏み切ったフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材、フォトレジスト)の3品目も非敏感品目とされており、「日本が追加の輸出規制を断行する場合、非敏感品目がその対象になる可能性が高い」としています。
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