韓国が、輸出規制をめぐりWTO提訴手続きを継続
(last modified Wed, 01 Jul 2020 10:22:16 GMT )
7月 01, 2020 19:22 Asia/Tokyo
  • 韓国産業通商資源省の羅承植(ナ・スンシク)貿易投資室長
    韓国産業通商資源省の羅承植(ナ・スンシク)貿易投資室長

日本が韓国に対する輸出規制強化を発表してから満1年となった1日水曜、韓国産業通商資源省の羅承植(ナ・スンシク)貿易投資室長は、「日本と継続的な対話を希望しているが、まだはっきりとした対話要請はない」と語りました。

韓国・ヨンハプ通信によりますと、ナ室長は、日本の対韓輸出規制を巡る世界貿易機関WTO)への提訴手続きに関して、「日程通り進める」という意向を表明しています。

また、「対韓輸出規制の強化から満1年経過を前に、日本側は韓国に交渉テーブルに戻るよう促しているが、正式に連絡は受けたか。これに対する政府の立場はどのようなものか」という質疑に対しては、「日本がちょうど1年前、一方的な輸出規制強化を発表して以降、官民が団結し努力した結果、関連品目の輸出・生産に大きな支障を出すことなく供給を安定させるなど多くの成果を収めた。こうした努力に見合う速やかな原状回復措置が必要だというのが政府の立場だ。日本との対話継続を希望しているが、まだ対話に関するはっきりとした特異事項はない」との回答を示しました。

また、「正式な対話要請はなかったということか」との問いに対しては、「なかった。WTOへの提訴手続きは日程通り進める予定だ。ただ、日本側が積極的、継続的な対話に乗り出すよう希望している」と語りました。

 

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