カシミール自治権剥奪以降、インド兵により住民192人が死亡
7月 06, 2020 14:35 Asia/Tokyo
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カシミール地方
インドが実効支配するカシミール地方で、ジャム・カシミール州の自治権が剥奪されて以降の11ヶ月間に、インド軍兵士の発砲により192人が死亡しています。
5日日曜、タスニーム通信が報じたところによりますと、ジャム・カシミール州は昨年8月にインド議会が自治権を剥奪する法案を成立させ政府直轄領としましたが、それ以降現在までの11ヶ月間で、インド軍により同州の住民192人が殺害されています。
この期間にはさらに、住民1326人がインド兵に銃撃されて負傷しています。
インド政府は同州の自治権剥奪以降、カシミールの人々に対する支配を強化し、この地方でヒンズー教徒が移住や不動産売買を容易に行なえるようにしています。
インド政府はさらに最近、同州の住民ではない40万人に対し、同州での就労や居住の許可を与えようと目論んでいます。
ジャム・カシミール州のイスラム教徒たちは5日、自治権剥奪に抗議して各都市でデモを行いました。
カシミール地方の人々は、この地域の帰属を決定するために国民投票を行うとした国連安保理の決議の履行を求めていますが、インド政府はこの措置に反対しています。
カシミール地方は、一部がインド領、一部がパキスタン領に位置しています。
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