中国、核軍縮協議への参加は「米が核保有数を中国と同水準への引き下げが条件」
(last modified Wed, 08 Jul 2020 09:48:04 GMT )
7月 08, 2020 18:48 Asia/Tokyo
  • 中国軍
    中国軍

アメリカからの再三の核軍縮協議招待に関し、中国はその参加に当たって、アメリカによる核保有数の中国と同水準への引き下げを、条件として提示しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、中国外務省の傳聡(フー・ツォン)軍縮局長は8日水曜、記者団に対し、「アメリカが核保有数を中国と同水準に引き下げるなら、中国は喜んで協議に加わる」としたものの、「しかし実際には不可能だと分かっている。それはあり得ないだろう」と強調しています。

傳聡局長はまた、「ロシアはアメリカとは違い、軍縮交渉への参加に関して中国の立場を理解し尊重している」と語りました。

また、「アメリカは中国に参加を強制している。アメリカの真の目的は核兵器削減ではなく、責任転嫁と新条約締結への前提条件作りだ。どうやらロシアはこの稚拙なからくりを見破ったようだ」と述べています。

さらに、「ロシアは国連安保理常任理事会間での協議形式を非常に積極的かつ前向きにとらえている。まさにその仕組みの中でこそ、戦略的安定に関連するすべての問題を協議することが可能」としました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

 https://soundcloud.com/user-614960283