中国が、南シナ海問題への干渉を理由にアメリカを批判
7月 22, 2020 15:25 Asia/Tokyo
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中国の王毅外相
中国の王毅外相が、南シナ海問題への干渉を理由にアメリカを批判しました。
イルナー通信によりますと、王外相は22日水曜朝、第12回中国・ベトナム戦略委員会において、南シナ海問題にアメリカが干渉していることに反応し、「アメリカは、南シナ海海域での緊張をあおり、地位的連携を揺るがしている。地域諸国は、アメリカの分裂工作に欺かれないよう注意すべきだ」と語りました。
また、「南シナ海は、わが国とASEA東南アジア諸国連合の『共通の家』のようなものだ。双方がこの海域の平和と発展を目指す必要がある」と強調しました。
さらに、「アメリカは、南シナ海の安定した状況を揺るがしている」と指摘し、「中国は、南シナ海問題にアメリカが干渉することには、全面的に反対する」としました。
そして、「地域諸国は、地域外の国の軍隊に南シナ海海域への干渉やかく乱を許してはならない」と強調し、「地域諸国は、共同参画や対話によってこの海域における共通の見解に至らなくてはならない」と語りました。
石油や天然ガスが豊富に埋蔵されている南シナ海については、その大半の領有権をめぐり、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、インドネシア、マレーシア、ブルネイが見解の対立を抱えています。
アメリカはこの海域の問題に干渉して、地域での緊張や対立を煽ろうとしています。
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