中国の自動車メーカー、燃料電池車の販売拡大目指す
9月 14, 2020 18:20 Asia/Tokyo
中国の複数の自動車メーカーが、水素を燃料とする燃料電池車(HCV)の販売拡大を目指す計画を明らかにしました。
ロイター通信によりますと、この市場の規模はまだ小さく、政府は早ければ今月にも新たな支援策を打ち出すとみられています。
独フォルクスワーゲンや米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携する国内最大手の上海汽車集団(SAIC)は13日日曜、2025年までにHCVの販売台数を1万台超に増やす計画を発表しました。
北京汽車(BAIC)傘下の北汽福田汽車は先週、2023年までにHCVを4000台、25年までには1万5000台販売するとの目標を掲げました。
一方、財政省の当局者は今月に入って、燃料電池車の新たな支援策を打ち出すとの見通しを示しました。
中国で使われているHCVは7000台強にとどまっており、100%の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の合計の約400万台を大きく下回っています。
現在のEV支援策は販売補助金の形で行われています。新たな支援策は地方都市の政府や企業に対し、成熟度の高いサプライチェーンやビジネスモデルの構築を求める内容になる見通しです。
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