10月 03, 2020 19:18 Asia/Tokyo

韓国で建国記念日にあたる「開天節」の3日土曜、ソウル市内で保守系団体のメンバーらが車に乗ったまま行う反政府集会が開かれた。

韓国ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、警察は複数の保守系団体が届け出た全ての集会に対し、新型コロナウイルスの感染防止のため禁止する通告をしました。しかし、団体が処分の執行停止を求めた申し立てについて、ソウル行政裁判所が2件に対しては車9台の参加などの条件付きで開催を認めたということです。

団体メンバーが乗った車9台は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の側近で前法務部長官のチョ国(チョ・グク)氏の自宅(瑞草区)付近から秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の自宅(広津区)近くまで行進を行いました。

また、両氏の自宅付近には市民や取材陣ら数十人が集まり、騒然となる場面も見られました。

なお、別の団体も江東区で9台の車で集会を行っています。

警察はソウル都心の光化門広場などで突発的な集会が開かれることを防ぐため、90カ所に検問所を設置しており、警察官ら約800人を動員し、万一の事態に備えました。

広場付近は警察バスで取り囲み、広場への立ち入りを制限し、広場近くの光化門駅と市庁駅、景福宮駅は地下鉄が停車しない措置を取っています。

裁判所は、集会開催を認めた団体に対し参加者の名前や連絡先、車両番号などを事前に警察に提出し、集会前に確認を受けるよう命じました。また、車には1人のみが乗車し、集会中に窓を開けてシュプレヒコールを上げないよう求めました。

 

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