米大学の反イスラエルデモ報じる学生ジャーナリストを、ピューリッツァー賞理事会が支持
May 06, 2024 20:19 Asia/Tokyo
ピューリッツァー賞理事会が声明を発表し、アメリカの大学でのガザ侵攻・虐殺への抗議活動を伝える学生ジャーナリストたちを称賛しました。
メフル通信によりますと、コロンビア大学に運営事務所が置かれるピューリッツァー賞は、アメリカで最も権威のある報道関係の賞とされていますが、この賞の理事会はこのほど声明を発表し、アメリカ国内の大学で行われているパレスチナ支持デモが学生ジャーナリストらにより伝えられたことを称賛しました。
ピューリッツァー賞理事会はこの声明で、次のように説明しました。
「国内の最も優れ最も勇敢なジャーナリスト活動を検討するために集まる我々ピューリッツァー賞理事会は、学生ジャーナリストらが、学業面を含め個人的に大きなリスクにさらされるにもかかわらず、全国各大学で抗議活動を伝えるべく努力を続けていることを称賛する」
「また、4月30日火曜夜にニューヨーク市警察が大学のキャンパスに呼ばれた際、ピューリッツァー賞の拠点が置かれるコロンビア大学の学生ジャーナリストらが行った素晴らしいリアルタイム報道にも、称賛を送りたい」
「彼らは報道の自由の精神に基づき、困難で危険な状況の下、逮捕の危険にさらされながら、全国的で重要なニュースとなる出来事を記録に収めようと動いた」
アメリカの各大学は先週、パレスチナを支持してシオニスト政権イスラエルがガザで行う殺戮に抗議する学生たちにより、構内が埋め尽くされるという事態に直面しました。
1917年から続き次回で180回を数えるピューリッツァー賞は、今月6日にジャーナリズムおよび文学の2部門の受賞者を発表する予定です。