人民元、対米貿易戦争での損失の半分を回復
-
中国人民元
中国人民元Bが今年5月末から対米ドルで8%上昇し、米国との貿易戦争を背景にした損失の半分を取り戻しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、人民元を支えている要因は、米国よりも高い金利と新型コロナウイルスの感染拡大で生じた危機的な経済状況からの早期回復だとされています。
また、人民元上昇のそのほかの原因として、米大統領選で民主党候補のジョー・バイデン氏が勝利する可能性が高まっていることも指摘されています。
アメリカの国際金融情報サイト・ブルームバーグ通信はこれについて、民主党の対中政策はそれほど敵対的なものでない、あるいは少なくともより予想可能なものになるからだとの見解を示しています。
人民元が対ドルレートで6日金曜、前日の1ドル=6.6064元から1ドル=6.6293元まで上昇した一方で、ドルは今週初旬から人民元に対し0.9%の安値を示しました。
トランプ米大統領が始めた貿易戦争によって、ほぼ7.2元まで下落した対ドルレートは現在、2年ぶりに6.6元に近づいています。
シンガポールにあるスコティア・バンクのアナリスト、ガオ・ツィー氏は、今こそ人民元を買うのに良好な時期だとしており、「もしバイデン氏が選挙戦で勝利すれば、人民元の続伸が続くだろう。2020年の末には1ドル6.4元、あるいは6.25元にもなると思われる。このように、人民元は米国との貿易戦争の開始によって被った損失をすべて取り戻せる可能性がある」と語りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj