韓国で、福島原発処理水の海洋放出への反対決議案が採択
11月 25, 2020 21:14 Asia/Tokyo
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福島原発処理水
韓国南東部・慶尚南道の議会は25日水曜の本会議で、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出をしないよう求める決議案を採択しました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、この決議案は宋淳鎬(ソン・スンホ)道議員(与党「共に民主党」)が提案し、与野党の道議員35人が署名しました。
宋氏は「韓国政府は断固とした実効性のある対策を講じ、国民の健康と水産業界を守らなければならない」として決議案を提案しました。決議案には「浄化した処理水だとしても放射性物質の基準値を満たす処理水は全体の27%にすぎず、34%は基準値の1~5倍、ひいては100~1万9900倍に達する超高濃度の処理水の割合も6%に上る」として、「こうした処理水が海に放出されれば、想像できないほどの危険が目の前に広がる」との内容が盛り込まれました。
同道議会は決議を大統領や国会議長、首相、外交部長官らに送付する方針です。
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