2021年度の中国の軍事予算が増大
3月 06, 2021 15:40 Asia/Tokyo
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2021年度の中国の軍事予算が増大
台湾や南シナ海問題をめぐるアメリカと中国の緊張が高まると同時に、中国が2021年度の同国の軍事予算を6.8%増やしたことを明らかにしました。
フランス通信が、中国・北京から報じたところによりますと、中国財務省が5日金曜に発表した報告書では、同国の今年の軍事予算が昨年比で6.8%増額された旨が明らかになっています。
この報告では、中国は2021年の国防費を2,090億ドル増額する計画であり、この数字はまたアメリカの国防予算の3分の1から4分の1に相当します。
中国は、軍事費の観点で西側に追いつくこと、兵士への支給額の増額、軍への能力ある新しい人材の登用、そしてもちろん、高度な武器による国境警備の改善、これらを含むさまざまな理由で、こうした軍事予算の増額を正当化しています。
中国が軍事予算を増額した大きな理由としては、台湾及び南シナ海の島々、特に日本が実効支配する尖閣諸島といった東シナ海、そしてインドに対するヒマラヤ、これらの領有権の強調が指摘されています。
中国の著名な軍事評論家・宋忠平(ソン・ジョンピン)氏は、「中国は外部からの脅威に直面していることから、防衛力を強化するようになった」と語っています。
こうした中、中国海軍は過去1年間において、航空機、駆逐艦、および2隻の水陸両用ヘリ空母の運用開始により増強されています。
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