豪州全域で、政界での告発続出を発端に性暴力の抗議デモが実施
オーストラリアで、政界における性暴力被害の訴えを発端とし、社会のさまざまな面での女性に対するセクシュアルハラスメントを非難する声が高まっています。
英BBCによりますと、15日月曜には豪州全域の40カ所以上で抗議デモが開催されました。
豪州では、元政治アドバイザーのブリタニー・ヒギンズ氏(26)が先月15日、2年前に議会で同僚にレイプされたと訴え出たことを皮切りに、今月3日にはクリスチャン・ポーター司法長官が、1988年に女性をレイプしたとの疑いが自らに向けられていると明かすなど、政界での性的暴力に対する多くの訴えや非難が続いています。
セクハラなどに抗議の声を上げている人々は、性被害を訴え出た人に対する政府の対応についても、容認できないと主張しています。
15日にパースで実施された抗議デモには約3000人が参加したほか、シドニー、メルボルンなどでも同日、抗議集会が開かれました。
首都キャンベラでは、国会議事堂の外で開かれた集会でヒギンズ氏自身が演説し、「恐ろしいことに、オーストラリアで女性が経験する性暴力をこの社会は容認している」とアピールしています。
デモ主催者らは、政界での性差別的な言動に対して厳しく責任を取らせるよう求める、9万人以上の署名が入った請願を提出する予定です。
抗議の高まりを受け、モリソン豪首相はデモ主催者らの小グループと面会すべく、国会議事堂に招待しましたが、デモ主催者らは、首相と女性担当相が抗議集会に参加し、セクハラ問題について発言すべきだとして、招待を拒否しました。
一方、野党・労働党は15日、党内の男性らがセクハラや性差別をしたとする匿名の訴えが数十件届いているとし、党の文化を見直すと表明しています。
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