4月 21, 2021 18:23 Asia/Tokyo

インドの鉄道駅で線路に落ちた男の子を、30メートル以上猛ダッシュして駆け付け、急行列車が通り過ぎる間際に救出した鉄道職員が「スーパーヒーロー」として賞賛されています。

フランス通信が21日水曜、報じたところによりますと、インドの鉄道職員マユール・シェルケさん(30)の奇跡の救出劇を捉えた監視カメラの映像がインターネットで拡散され、話題を呼んでいます。

今月17日、視覚障害のある母親に連れられた6歳の男の子が、西部ムンバイから東へ約70キロに位置するバンガニ駅のプラットホームを歩いていたところ、線路に転落しました。

インド中部鉄道が公開した動画には、転てつ手として働くシェルケさんは助けを求める母親の叫び声に気付き、すぐさま線路を走りだし、男の子を持ち上げてホームに戻し、自分もよじ登ったわずか2秒後に、ウダヤン・エクスプレスが轟音を立ててプラットホームに滑り込んでいる様子が収められています。

現地紙ミッドデーによりますと、シェルケさんは「子どもが落ちて、そこに列車が速度を上げて向かっていくのが見えた。私が動かなければ、男の子は助からなかっただろう。迫り来る列車は恐ろしかったが、考える時間はまったくなかった。とにかく助けなくてはと思った」とコメントしたということです。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ