インドで、イスラム教徒が学校やモスクをコロナ患者の看護用に提供
May 01, 2021 19:17 Asia/Tokyo
インドで、新型コロナウイルスの更なる感染拡大に伴い、同国のイスラム教徒らが自らの学校やモスクを、新型コロナウイルス患者の看護用に提供しました。
IRIB通信によりますと、インドではおびただしい数のコロナ患者を受け入れたことから各病院の収容定員が満杯となっている一方、国内のコロナ患者の多くが入院の順番待ちの状態となっています。
こうした状況の中で、インドの1日あたりの新規コロナ感染者数がまたもやワーストを更新し、40万1993人を記録しました。
インド保健省の発表によりますと、この日の感染者数を含めて、インド全体でのコロナ感染者の累計数は1900万人を突破しています。
さらに、インドでの1日でのコロナ感染による死亡者数も3523人というワースト記録を更新し、これによりインドでのコロナ犠牲者数の合計は21万1853人に達しました。
これに加えて、インドではコロナ感染による死亡者数が急増していることから、遺体の火葬施設も満杯となっています。
モディ・インド首相は、コロナ第2波を抑制できていないことから強く非難されており、現状への対処にさらなる措置を講じると表明しています。
インド閣僚会議は30日金曜、国内での現状を「世紀の危機」だとしました。
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