May 25, 2021 15:30 Asia/Tokyo
  • 中国外務省の趙立堅報道官
    中国外務省の趙立堅報道官

中国外務省が、同国の武漢ウイルス研究所職員らが2019年に新型コロナウイルスに感染したとする米メディアの主張を否定しました。

中国外務省の趙立堅報道官は24日月曜、「武漢ウイルス研究所は今年3月23日付けの声明で、同所では2019年12月30日までに職員のウイルス感染の事例の報告はなく、職員3人が感染していたというニュースは正しくないとした」と述べました。

これ以前にも、WHO世界保健機関から派遣された調査チームが、中国国内で数週間かけてこのウイルスの発生場所について調べた結果、武漢ウイルス研究所からの流出は「かなりの可能性で起きていないと見られる」という結論に到っています。

アメリカではトランプ前大統領が、世界で新型コロナウイルスがパンデミック化した当初から、それを「中国ウイルス」と呼び、中国から感染が広まったとして非難していました。

この件をめぐっては今月21日、中国系アメリカ人公民権連合が、「中国ウイルス」「中国インフルエンザ」「カンフー」などの表現を用いたとしてトランプ前大統領を提訴し、約2290万ドル(約25億円)の賠償金を請求しています。

 

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