WHOが、コロナ発生源に関する米の矛盾した主張に反論
May 31, 2021 03:09 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関の2人の関係者が、新型コロナウイルスの発生源に関するアメリカ政府の矛盾した主張や報告に対し、反応を示しました。
中国中央テレビの英語による国際放送CGTNによりますと、中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスに関する現地調査を行ったWHO国際調査団のメンバー、オーストラリア人研究者のドミニク・ドワイヤー氏は、米ABCニュースのインタビューで、「コロナウイルスが研究所から拡散したという仮定を支持するに足る証拠は全くなかった」と述べています。
ドワイヤー氏は昨年、WHO国際調査団とともに、新型コロナウイルスの初の感染例が報告された武漢市を訪問していました。
この調査団の最終報告では、一部の西側諸国の主張に反して、武漢ウイルス学研究所からのコロナウイルスの拡散は「極めて可能性が低い」とされています。
また、WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏も記者会見し、「政治はコロナウイルスの発生源に関する調査を毒した」とコメントしました。
さらに、「科学者が彼らの仕事をし、本当に皆様が望む答えを得ることを期待するならば、我々は知識と健康が主題である非政治的な環境でそれが行われることを望む」と語っています。
トランプ米前政権当局は、新型コロナウイルスを中国ウイルスと呼んでいました。
バイデン米現大統領も数日前に自国の情報機関に対し、90日以内にこれについて調査し、その最終結果を報告するよう命じています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj