スリランカで洪水により17人死亡、十数万人が避難
(last modified Tue, 08 Jun 2021 11:04:41 GMT )
6月 08, 2021 20:04 Asia/Tokyo

スリランカで雨期の豪雨による洪水が発生し、7日月曜までに17人が死亡したほか、現在も十数万人が避難を余儀なくされています。

フランス通信が8日火曜、報じたところによりますと、スリランカには雨期が年2回あり、農業や水力発電に不可欠な雨をもたらす一方、死者を伴う壊滅的な被害を招くこともあるということです。

今回は、25の行政区のうち10区で豪雨による洪水が発生し、今月4日以降に少なくとも17人が死亡しました。

当局によると、最も被害が大きいスリランカ最大都市コロンボ近郊のガンパハ県では水が引きつつあるものの、約16万1000人が現在も自宅に帰れないままとなっています。

こうした事態が発生した原因として、大雨に備えた低地の貯留地で違法な埋め立てが行われたため、洪水の被害が悪化したことが指摘されています。

専門家らは、「スリランカの長雨は季節性だが、地球温暖化の影響で洪水の頻度が増えている」と警告しています。

スリランカは48か国でつくる気候脆弱(ぜいじゃく)性フォーラムの加盟国の1つです。

 

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