中国外相が、米の核合意復帰の必要性を強調
7月 03, 2021 17:51 Asia/Tokyo
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中国の王毅外相
中国の王毅外相が、アメリカの速やかな核合意復帰を要求しました。
王外相は3日土曜の演説で、アメリカの一方的な核合意離脱とイランに対する「最大限の圧力」政策を、イラン核問題の根本原因とし、米政府に対し核合意への復帰、および2015年の核合意調印という自らの決定を尊重するよう求めました。
また、核合意離脱という過ちを正すようにも求めました。
バイデン米現政権当局者は、米国によるこれまでの最大限の圧力政策の失敗を繰り返し認めてきたものの、これまでのところ、核合意復帰に必要な措置の実施を渋っています。
アメリカ政府は、「双方が核合意に復帰した場合にのみ、対イラン制裁を解除する用意がある」と表明しています。
しかしアメリカのこうした主張の一方で、イランの責務履行の事実はある程度検証可能ですが、米国の制裁解除を検証確認するには少なくとも3〜6か月かかります。
イランは責任を果たす国として、「米国が核合意に違反した国であることを考えると、制裁を解除して核合意に復帰するべきなのはアメリカ側であり、米国の責務実施を検証確認する必要がある」と表明しています。
もっともイラン側は、米国の核合意復帰を急がせたり、固執する意向はないことを強調しています。
核合意復活協議は、オーストリア・ウィーンでの6ラウンドに及ぶ集中的かつ継続的な協議の後、完了に近づいており、各国外交官らは今後数週間内でのこの合意の復活を望んでいます。
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