アフガン首都の一部地区で、モハッラム月の追悼行事実施
8月 17, 2021 18:01 Asia/Tokyo
イスラム教シーア派3代目イマーム・ホサインを追悼するモハッラム月の行事が、アフガニスタンの首都カーブルが混乱する中でも、市内の各地区で続けられています。
国際通信イランプレスによりますと、イスラム暦モハッラム月の到来に合わせて、カーブルの一部地区はイマーム・ホサイン追悼を悼むために黒く装飾されました。
16日月曜には、西暦680年のカルバラーの戦いで殉教したイマーム・ホサインとその誠実な教友を思い起こすモハッラム月7日目の追悼行事が、カーブルでも行われました。
カーブル市民らは、他の国々のイスラム教徒と同様に、カルバラーの戦いで旗手を務めた、イマーム・ホサインの異母弟アボルファズル・アッバースを追悼し、アラムと呼ばれる大きな横長の装飾旗を飾るとともに街頭に出て、「ヤー・ホサイン」「ヤー・アボルファズル」と声をあげながら、哀悼の涙を流しました。
アフガニスタン大統領府にタリバンが入り、カーブル市内に同組織の兵士が駐留しているにもかかわらず、この追悼行事は同国の首都をはじめとした各都市で続けられています。
イマーム・ホサインは、イスラム暦モハッラム月10日にカルバラーで殉教しましたが、戦場で見せた比類ない献身的な姿は、世界のすべての人々に自由と誇りとはどういうものかを教えました。
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