ウィキリークスが、スウェーデンのアフガン空爆計画を暴露
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アフガン空爆
機密情報公開サイトのウィキリークスに、スウェーデンが自国戦闘機に有利な市場を開拓するため、アフガニスタンで空爆作戦を行おうとしていたとする文書が暴露されました。
ファールス通信によりますと、この文書は2008年1月のもので、その中ではロバート・シルヴァーマン駐スウェーデン米代理大使と米国防総省が、アフガニスタンでスウェーデンの作戦や人的・物的資源の増強の必要性を強調していたことが明らかにされていました。
文書の別の個所では、米国防総省の話として、「スウェーデンは(同国で開発された)JAS(ヤース)型戦闘機『グリペン』のアフガニスタン輸送を、公然と提案した」とされています。
スウェーデン軍は、これらの戦闘機の使用に向けたロビー活動を行い、「空軍にとって戦闘経験は有益であるうえ、グリペンの市場価値も望ましい上昇をみせる」としていたということです。
アメリカがアフガニスタンからの撤退を宣言した後の今年5月25日、スウェーデンは最後の自国部隊を同国から引き揚げました。
アフガニスタンには36か国からの約1万人の兵士が駐留しており、その筆頭はアメリカの2500人でした。
アフガニスタンでは、今月15日に同国の旧支配勢力・タリバンが首都カーブルに入ったと同時に、同国のガニ大統領が出国して政権が崩壊しました。
アメリカとその同盟国は、20年の失敗した軍事駐留の果てに、アフガ二スタンから撤退しようとしています。この駐留はアフガン国内に、テロ、戦闘、暴力、情勢不安の拡大や、数万人の国民殺害のほかに、何の結果ももたらしませんでした。
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