中国が米英豪に警告
12月 18, 2021 18:36 Asia/Tokyo
アメリカ、イギリス、オーストラリアによる原子力潜水艦製造における協力について、中国が再度、核拡散にとって深刻な危険因子だとしました。
IRIB通信が中国・北京から伝えたところによりますと、中国外務省の汪文斌報道官は記者会見で、アメリカ政府高官がNPT・核拡散防止条約は豪州と米英の協力を妨げないと表明したことについて、「この問題は核拡散の深刻な危険因子であり、NPT条約への違反でもある」と述べました。
汪報道官はまた、米英豪が核兵器製造のための核物質流用は一切ないと主張していることについては、「IAEA・国際原子力機関の保障措置(セーフガード)メカニズムにおいて、原潜内の原子炉を効果的に監視する術は存在しない」と述べました。
そして、「国際社会はオーストラリアの兵器計画について疑念を持つ権利がある」とし、「オーストラリアが核物質を核兵器・核爆弾製造のために使用しないという確証はどこにもない」としています。
同報道官は最後に、米英豪による安保枠組み「AUKUS」(オーカス)はこのような協力を続けるべきでないとし、IAEA事務局も原潜協力のためにこの3カ国と協議すべきでないと述べました。
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