中国・四川省の博物館に3000年前の黄金の仮面が展示
1月 30, 2022 15:37 Asia/Tokyo
中国・四川省広漢市にある三星堆文化遺跡保護修復博物館は、同市内にある三星堆遺跡から出土した文化財を修復・展示しています。展示品の中には、3000年前の黄金の仮面もあります。
昨年12月にオープンしたこの博物館は1000平方メートルの面積を有し、展示エリアと作業エリアに分かれています。展示エリアにある黄金の仮面は、大きな目と耳、突き出た鼻など三星堆遺跡から出土する仮面の特徴的な表情を備えています。
作業エリアでは、白衣に身を包んだ専門職員が文化財の修復や復元に努める姿をガラス越しに眺めることができます。作業にはCTスキャンや3D解析、光増幅レーザーなどの先端機器も使用しています。四川省文化財考古学研究所の陳顕丹さんは「医者が病気の治療法を教えるように、私たちも文化財の修復・復元の方法を皆さんに伝え、関心を持ってもらいたい」と語ります。
三星堆遺跡管理委員会の賈蘇竹副主任は、「来場者が文化財の復元プロセスをじかに見ることで、没入型の体験を味わってほしい」と述べています。
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