中国が、台湾をめぐり日本に警告
(last modified Thu, 24 Mar 2022 09:58:13 GMT )
3月 24, 2022 18:58 Asia/Tokyo
  • 日本の安倍元首相と台湾の蔡英文総統
    日本の安倍元首相と台湾の蔡英文総統

中国が、台湾をめぐる日本の挑発的な行動に関して警告しました。

日本の安倍元首相は最近、台湾の蔡英文総統とオンラインで会談しましたが、これは中国の反発を招いた形となりました。

中国・新華社通信によりますと、中国外務省の汪文斌(おうぶんひん)報道官はこれに関して、「日本の一部の政治勢力は、台湾独立勢力と公然と結託し、台湾問題にあれこれ口を出しており、断固とした反対と強烈な不満を表明するとともに、日本側に対し、これは罪だと表明する」と述べたということです。

また、「台湾は中国の国内問題であり、日本には全く無関係だ」とし、「台湾問題とウクライナ問題には本質的な違いがある。一部に台湾とウクライナを同列に論じ、台湾との関係を進めようと扇動する動きがあるが、これは危険で無駄なものだ」としました。

さらに、過去半世紀にわたって日本が台湾を植民地支配していたことに触れ、「中国は日本側および同国の政府関係者の一部に対し、歴史に関して深く考え、日中間の4つの合意協定を引き続き遵守し、台湾問題に関して慎重に行動するよう要請する」と語っています。

中国は、台湾を自らの不可分の領土とみなしています。

一方、台湾は中国からの分離独立に関して西側の支持を受けており、中国の主権を受容していません。

なお、この対立は地域における緊張を生み出しており、この緊張はこれまでに何度も軍事衝突の一歩手前にまで発展しています。

 


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