Pars Today

イランでは、1332年モルダード月28日（西暦1953年8月19日）、同国政府に対するクーデターがアメリカの介入によって起こりました。

18日日曜はイラン暦で1403年モルダード月28日となり、このクーデターから71周年を迎えたことになります。

イランでは71年前のこの日、独裁政権のパフラヴィー王朝の軍の一部がアメリカおよびイギリスと協力し、当時のモサッデク首相を失脚させ、モハンマドレザー・シャ―を再び権力の中心に据えました。

法に則ったモサッデク政権を崩壊させたこのクーデターは、イスラム革命勝利前のイラン政治史における緊張をはらんだ時期の幕開けを告げるものとなりました。

このクーデターは、モサッデク首相がイラン石油産業国有化を成功させつつあり、国際司法裁判所がイギリス・イラン間の石油契約をめぐりイランに有利な判断を示した時期に行われた、アメリカとイギリスによる介入行為の一環でした。

近年、このクーデターへの外国の介入に関した文書が新たに公開されたことで、一部のアメリカ当局者も自国とイギリスが果たした直接的な役割を認めざるを得なくなっています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。