イランとロシアが、経済取引で自国通貨を使用

イラン中央銀行のサーレフアーバーディー総裁は、イランとロシアが経済取引においてドルやユーロに代わり自国通貨を使用することで合意したと発表しました。

IRIB通信によりますと、ロシアを訪れたサーレフアーバーディー総裁は、同国の経済担当高官らとの協議を行った後、「幸いなことに、銀行、金融、経済の各分野において、ロシアとの間で良い合意に到り、近く実施されることになった」と述べました。

続けて、イランとロシアの間での経済取引に自国通貨を使用することで合意したとして、「得られたこれらの合意は、まもなく実施される」としました。

さらに、国際銀行間通信協会（SWIFT）に代わって国内で開発された通信手段が用いられていることに触れ、「現在イランは、SWIFTの代わりに自国開発の銀行間通信システムを使っている。ロシアもまた自国の通信システムを有しており、これは両国の間で銀行業務協力を行う下地となりうる」と説明しました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。