スウェーデンでの拘束者の釈放に向けたイラン政府の努力の継続
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ガリーブアーバーディー・イラン司法府人権本部書記兼国際問題担当副大統領が、国連人権高等弁務官宛ての書簡の中で、スウェーデン国内でイラン市民が違法に逮捕され裁判にかけられ、人権が侵害されていることを理由とし、スウェーデン政府に説明責任を果たすよう求めました。
(last modified 2026-03-02T10:12:05+00:00 )
7月 12, 2022 16:34 Asia/Tokyo
  • ハミード・ヌーリー氏
    ハミード・ヌーリー氏

ガリーブアーバーディー・イラン司法府人権本部書記兼国際問題担当副大統領が、国連人権高等弁務官宛ての書簡の中で、スウェーデン国内でイラン市民が違法に逮捕され裁判にかけられ、人権が侵害されていることを理由とし、スウェーデン政府に説明責任を果たすよう求めました。

ハミード・ヌーリー氏は、2019年11月9日にスウェーデンへ入国した際、同国の治安当局により家族問題を理由に身柄を拘束され、それ以来30ヶ月以上にわたり拘留されています。

ヌーリー氏は拘束後、あらゆる国際法に反して4ヶ月の間、自身の家族と連絡を取る許可を与えられませんでした。スウェーデン司法当局はまた、ヌーリー氏を2年間独房に拘留し、家族が同氏に会うため幾度もスウェーデンを訪問していたにも関わらず、面会の機会を与えて直接会うことを許しませんでした。

ヌーリー氏は、34年前のイランでの事件に関与したとして、スウェーデンの検察庁から罪に問われていますが、この事件の原告は、ほとんどが反イランテロ組織MKOモナーフェギンのメンバーです。

こうした中、1979年のイラン・イスラム革命以来、MKOはテロ活動で1万7000人以上のイラン市民を暗殺してきました。このテロ組織はまた、非人道的な行動と人道に対する犯罪を引き起こしたことから、世界の多くの国のテロ組織リストに掲載されています。

MKOのメンバーはスウェーデン人、特に同国在留イラン人の間でも非常に嫌悪されています。したがって、数千人のイラン人の暗殺を含む、ジェノサイドと戦争犯罪に関与した組織を弁明するスウェーデンの裁判所の論拠は完全に不当だといえます。

過去3年間にスウェーデンでヌーリー氏に起こった事柄を振り返ってみると、同氏の逮捕や刑務所での拘禁方法、裁判の実施などはすべて、同国での人権侵害の実例にほかなりません。その例として、イラン大使館とヌーリー氏の家族に同氏の所在を周知しないままでたことは、1963年のウィーン条約違反と見なされます。スウェーデン政府はこの点に関して責任を履行しなかっただけでなく、ヌーリー氏の逮捕後約2年間、彼の家族が2回もスウェーデンに渡航したにもかかわらず、スウェーデン当局は彼らに面会・接見許可を与えていません。

スウェーデンは国連の拷問禁止条約、1966年に採択された市民的および政治的権利に関する国際規約、および欧州人権条約の加盟国であるにもかかわらず、ヌーリー氏の事件の多くの場合において人権を侵害しています。被告人の拷問と殴打、独房監禁での長期間の週間、家族との連絡の禁止は、スウェーデン政府がこの件に関して問われるべき拷問と、国際的責任への違反の例の一つです。

現在、裁判所の判決を控えて、ヌーリー氏への圧力が高まっています。彼は過去60日間で、厳しく管理され通訳を同伴した2回の家族との短い連絡しか許されておらず、これは同氏に対する圧力と制限がさらに厳しくなったことを示しています。

スウェーデン検察庁による包括的かつ独立した調査の欠如、MKO所属の一部の人々の偏った根拠のない声明に基づく起訴・立件、弁護士との面会の欠如および、法廷での弁護権が与えられなかったことは、この裁判が偏った政治的目的で実施され、司法正義の基本原則が守られていなかったことを明白に裏付けるものです。

このことから、ガリーブアーバーディー書記はバチェレ国連人権高等弁務官に宛てた書簡において、バチェレ氏の役割に注目し、「スウェーデンにおける人権擁護、同国の国際的義務や人権規約の順守を追求する上でのUNHCRの指導的役割と使命にかんがみ、人権侵害の継続阻止、そしてまたヌーリー氏の釈放のため、および彼が受けた精神的および物質的な損害の補償のため必要な措置が講じられるべきだ」と強調しているのです。

 


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