イランとロシアが、平和的核利用の協力強化で合意
7月 14, 2022 16:51 Asia/Tokyo
ロシアとイランが、核の平和利用における協力を強化して具体的な計画を進めることで合意しました。
露国営原子力公社「ロスアトム」が13日に発表したとこりによりますと、同社のニコライ・スパスキー副社長は12日、イランの首都テヘランでイラン核エネルギー機構の指導者らと会談し、拡大ワーキンググループを開催しました。
この発表によれば、核エネルギーの平和利用分野における両国間の協力に向けて、現状と展望に関する主要な問題が検討され、双方が具体的な行動に向けて対話を強化することで合意したということです。
イランでは、ロシアの協力により国内南西部においてブーシェフル原子力発電所の開発が進められています。
1号機(出力100万kW)の開発にはロシアが参加しており、2011年9月にイラン国内の送電網に接続されました。現在は、2号機の建設が続いているほか、3号機の建設契約が交わされています。2号機の建設は2019年秋に始まり、2021年末には3号機の建設予定地で地質調査が行われており、両機の建設は10年間で実施される見通しです。
その他にもロシアは、原子力発電所の運転に必要な核燃料をイランに供給しています。
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