IAEA事務局長、「イランは核兵器を製造していない」
7月 23, 2022 14:43 Asia/Tokyo
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IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、「イランがウラン濃縮度を上昇させていることは、核兵器を製造していることを意味しない」と述べました。
グロッシ事務局長はある記者会見で、イランの核計画について言及し、同国の核活動に対する監視システムの早期復活を強調しました。また、イランの核計画が急速に進んでいるものの、IAEAのそれらの活動に対する監視が少ないとして懸念を表明しました。
IRIB通信によりますと、グロッシ事務局長はイランでのウラン濃縮度上昇に関しての記者の質問に答えて、「トランプ米前政権による一方的な核合意離脱の後、イランは段階的にウラン濃縮度を上昇させた。我々が今持っている情報によれば、それは量・質ともに非常に進んだ核計画である。しかしながら、このことはイランが核兵器を製造していることを意味しない」と述べました。
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