イラン大統領がフィンランド大統領と会談、「欧米の二重基準は最大の人権侵害例」
9月 22, 2022 19:21 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領は、フィンランドのニーニスト大統領と会談し、人権に対する欧米の二重基準を批判し、「二重基準はそれ自体が最大かつ最も深刻な人権侵害の例である」と述べました。
第77回国連総会に出席しているライースィー大統領は米ニューヨーク訪問の3日目、フィンランドのニーニスト大統領と会談し、核問題に関するイランの論理を説明し、「欧米による核合意違反の経歴をみれば、世界の何人も、西側が再び合意に違反しない保証を求めるイランの姿勢を非論理的だとは言えない」と述べました。
その上で、アメリカによる約束不履行と平行しての対イラン制裁を圧政的かつ違法とし、「制裁の継続は、傲慢な覇権主義国家が他の独立国に対して自らの過剰な要求や考えを押し付けるために軍事攻撃をするような政策を、新しい形で追求することである。しかし、制裁はイランを押しとどめることはできなかった」と述べました。
そして、「イランの優先事項の1つは常に、人権・人類の擁護であり続けてきた」としました。