IAEA事務局長、「イランとの協議が再開」
9月 28, 2022 17:28 Asia/Tokyo
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IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長
IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、エスラーミー・イラン原子力庁長官との会談後、IAEAとイランの間の協議の再開を明らかにしました。
IRIB通信によりますと、グロッシ事務局長はツイッター上で、「オーストリア・ウィーンにて、エスラーミー長官と会談した際、イラン国内の一部の核施設に関する保障措置問題をめぐるイランとIAEAの協議の再開について話し合いがなされた」としています。
また、「イランとの協議は、保障措置の際立った問題に関する透明化を目的に再開された」としました。
ウィーンでは27日火曜、IAEA年次総会が開始され、今月30日まで行われます。
この年次総会には、IAEAに加盟する175カ国の代表者が対面式、もしくはオンライン形式で参加しています。
なお、イランから参加したエスラーミー長官は、「イランは、IAEAが自らの信頼性を保つために、一部の因子に使い古された反イラン的主張の展開を許さないよう期待している」と述べました。
その上で、「根拠のない疑惑問題は(核合意が成立した)2015年で終わった。今になって、様々な口実をつけて蒸し返すべきではない」と語っています。
さらに、IAEAは信頼に値しない情報源からの事実無根の情報に頼ることをやめるべきだとした上で、「イランは常に建設的なやり取りをする用意がある」としました。
IAEAのグロッシ事務局長は以前、残る課題についてイランと対話する用意があるとしています。
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