イラン人権本部書記、「テロ支援者は人権擁護を偽装」
10月 18, 2022 19:15 Asia/Tokyo
イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記が、EUによる新たな制裁に反応し、「遺憾なことに、テロ支援者は人権擁護を偽装している」と語りました。
EU外相理事会は17日月曜、人権問題を口実にイランの風紀警察や治安部隊を含む4機関、およびその責任者ら数名を含む11人の個人を制裁対象とすることを決めています。
ガリーブアーバーディー書記は、いわゆる人権を巡りイランの一部関係者や機関に対して課されたEUの制裁への反応として、ツイートを投稿し、「EUは、米政府による圧政的な対イランな制裁の実行により、数千万人のイラン国民の人権を大規模に侵害し、また1万7000人のイラン国民を殺害したテロ組織のメンバーを庇い彼らを支援している一方、人権擁護のジェスチャーを示し、西側の支持を受けている暴動に対処したわが国の公安維持関係者を制裁対象にしている」としています。
イランで最近起きている、クルド系女性マフサー・アミーニーさんの死亡を口実にした暴動は、国外の敵や西側が支援するペルシャ語メディアにとって、イランへの内政干渉やさらなる騒乱扇動に利用される機会となっています。