10月 20, 2022 14:44 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領とポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領
    ライースィー・イラン大統領とポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領

ライースィー・イラン大統領が、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領に対し、「わが国として、ヨーロッパでの戦争終結に向けあらゆる可能性を駆使する用意がある」と語りました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は19日水曜、ドゥダ大統領との電話会談で、「イランは、ウクライナおよびロシアという現在の戦争の双方の当事国と、あらゆる分野で歴史ある関係を有している」としました。

そして、イランの立場に関する事実無根の主張を否定し、「こうした主張は、アメリカを筆頭とする西側諸国の私欲的な政策に端を発している」と述べています。

また、「わが国はヨーロッパでの戦争開始当初から首尾一貫して、戦争や紛争への断固とした反対の立場を取っている」としました。

さらに、1980年代の8年間に渡る対イラク戦争および、イラクの独裁者・故サッダームを通じて米国と一部のヨーロッパ諸国がイランに与えた損害に言及し、「イランほど戦争反対への動機を持っている国はない。従って、わが国はヨーロッパでの戦争を終わらせるために、外交分野を含むすべての能力を駆使する準備ができている」と強調しました。

続けて、イランが第二次世界大戦でのポーランド難民を受け入れたことを、両国の関係が飛躍した経緯の 1 つであり、抑圧された人々の側に立つイラン国民の見地と戦略を示すものだと説明しました。

一方、ドゥダ大統領もこの電話会談で、「イランは常に世界の平和と安定の拡大・強化を目指してきた」と述べ、両国間で二国および国際分野の協力レベルを向上させること求めました。

 


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