G7がイラン、ロシア、北朝鮮に対する干渉的な声明を発表
G7が声明を発表し、イラン、ロシア、北朝鮮に対する自らの干渉的な主張を繰り返しました。
日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダからなる G7 の外相は、ドイツ北西部ミュンスターにて干渉的な声明を発表し、「イランの核計画には軍事的側面がある」という根拠のない主張を提起しました。また、制裁解除を目指しての集中的な交渉にもかかわらず、イランが必要な決定を下していないとしています。
イランに対する圧制的で違法な制裁の解除に焦点を当てた交渉は、イラン代表団のイニシアチブにより進展しましたが、西側関係国、特にバイデン米政権が、アメリカの前政権の違法行為の影響の補填を先延ばしや、イランに対する最大限の圧力キャンペーンは、アメリカの核合意復帰への真剣さに疑問符をつけたほか、この交渉プロセスの長期化を引き起こしました。
G7はまたこの干渉的な声明において、北朝鮮のミサイル実験などの行動に対する国際的な対応を求めています。
G7が、イランの核計画に軍事的側面が存在するという主張を繰り返している一方で、IAEA国際原子力機関は、これまでに何度も、イランが核合意を順守し、同国の核活動が平和的なものであることを強調してきました。
イランは、自国の核計画に軍事的側面が存在するという西側諸国の主張を常に否定しており、NPT核不拡散条約の署名国の1つとして、平和目的による核技術獲得の権利があることを強調しています。
イラン政府関係者は、ヨーロッパの核合意締約国が約束違反に走った後にイランが取ったすべての責務縮小措置は、合意の相手側がその責務を完全履行すれば、再び従来の状態に戻せる、と繰り返し強調してきました。