イランが、ICCに対する米の制裁を非難
12月 07, 2022 16:12 Asia/Tokyo
ICC国際刑事裁判所締約国会合で、アメリカが自国の引き起こした犯罪に対するICCの捜査を妨害する意図で行った同機関への制裁を非難しました。
国際通信イランプレスによりますと、オランダ・ハーグで行われた第21回ICC締約国会合において、イラン外務省のナーセル・アースィヤーイープール法務担当参事官は同国の代表として発言し、「アメリカは、ICCへの威嚇、また自国やその同盟国の者たちが行った犯罪に関するその捜査妨害のために、ICCの幹部らに対して違法な制裁を行使している。これは、暴力で事を運ぶような政策だ」と述べています。
国際刑事裁判所の検察庁は、被占領地パレスチナおよびアフガニスタンの状況に関して行われた調査により、占領地でシオニスト政権イスラエル軍が、またアフガンで米国の軍や治安部隊が、戦争犯罪および人道に反する罪を犯したことを確認しました。
アースィヤーイープール氏は、アフガンとパレスチナの状況をはじめとした裁判所への訴訟状況に触れ、「裁判所は、これらの2つの案件を包括的に調査・審理し、すべての犯罪者を正義のもとにさらすべきである」と強調しています。
オランダ・ハーグで今月4日に始まった第21回ICC締約国会合は9日まで続けられる予定で、署名国であるイランは同会合にオブザーバーとして参加しています。
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