イラン政府報道官、「英は市民に対する暴力を止めるべき」

イラン政府のバハードリージャフロミー報道官が、イギリスでの抗議行動弾圧に対する反応を見せ、「英国政府は市民に対する暴力を止めるべきである」と強調しました。

イギリスでは、経済問題と燃料危機が増加するのに合わせて各労働組合が、警察による暴力的な対処にもかかわらず、全国ストライキの準備を進めています。

同国のスナク首相はこれに関し、抗議者には厳しく対処すると脅迫しています。

イルナー通信によりますと、バハードリージャフロミー報道官は10日土曜、自身のツイッターにおいて、イギリスで行われている抗議行動への弾圧に反応して、「イギリスは、イランにおいて内戦を呼びかけているが、自国においては、法の仮面をかぶせながら警察に大きな権限を与え、まるで朝飯前のごどくあっさりと弾圧を行っている。これは、二重基準よりもはるかに厚顔無恥な行動だ」としました。

続けて、「イギリスの立憲君主制は、人々の平和的なデモを弾圧するために軍に助けを求めた」と指摘しています。

そして、「我々は厳しい冬を懸念するとともに、緊縮財政、差別、不平等の政策に憤っている人々に対する彼らの行動を注意深く見守っている」としました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。