イラン国会議員らが、ペルシャ湾岸協力会議と中国の声明に反応
(last modified Mon, 12 Dec 2022 08:28:35 GMT )
12月 12, 2022 17:28 Asia/Tokyo
  • イラン国会
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イランの複数の国会議員が、ペルシャ湾岸協力会議と中国による声明に反応しました。

中国とペルシャ湾岸協力会議加盟国は、サウジアラビア首都リヤドで開催された第43回首脳会合における最終声明で、イラン領土である3つの島をめぐるUAEアラブ首長国連邦の主張を、再度取り上げました。

ペルシャ湾に位置する、大トンブ、小トンブ、ブー・ムーサーの3島は、イランの不可分の領土です。

イラン国会の一部の議員らは、この共同声明に反応してツイッターで見解を表明しました。その中では、「イランは、自国の領土保全をめぐってはいかなる国にも社交辞令や妥協を見せない」と強調されています。

これに関連して、駐イラン中国大使も10日土曜、イラン外務省に呼び出され、今回の声明の中でペルシャ湾にあるイラン領土の3島の領有権に関するUAEの根拠ない主張への言及があったことがイランを非常に不快にしたと伝えられました。

一方、テヘランで出版されているケイハーン紙のホセイン・シャリーアトマダーリー編集長も、中国の習近平国家主席に呼びかける形で、「あなたは、3島に対するイランの明白な主権に疑問を投げかけるという、米国の同盟諸国に同調する行為を取った!この同調は、台湾に対する中国の主権に疑問を投げかける機会を米国に与え、協議の余地があると同国に考えさせることになるのでないか?!習近平氏!あなたの地政学の研究が足りていないのだろうか、それとも、あなたの顧問が信用に足る人物ではないのか!?」と指摘しています。

 


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