イラン大統領、「中国国家主席の地域訪問がイランの不満の種に」
イランのライースィー大統領が、「中国の習近平国家主席が最近行った地域訪問において示した立場の一部は、イランの政府や人々の不満につながった」と述べました。
中国の胡春華副首相は、イランとのニ国間関係の発展のために通商・経済使節団を率いて12日月曜からテヘランを訪問しており、13日火曜には、ライースィー大統領との会談を行いました。
この会談でライースィー大統領は、イランと中国の関係が1979年のイスラム革命勝利の当初から拡大してきたことに触れ、「習近平国家主席が最近行った地域訪問において示した立場の一部は、イランの人々や政府の不満や不快につながり、イランがこの表明された立場の補填を真剣に求めるところとなった」と述べています。
また、二国の通商・経済協力拡大のために中国の使節団がイランを訪問したことは重要であるとし、これまでの両国首脳会談で結ばれた重要な諸合意に触れながら、双方の当局者が合意実施に向けて努力していると強調しました。
胡春華副首相もこの会談で、イラン大統領に宛てた習近平国家主席の挨拶を伝えるとともに、自国の恒久的戦略としての強力な対イラン関係拡大への不変の意志を強調し、「イランとの関係を強化し深めるという中国の決意は、地域や国際的な動向に関係なく続けられるだろう」と述べています。
続けて、「我が国は常に、イランの国家主権と領土保全を尊重しており、基本的国益を保とうとするイランの努力を支持している」と説明しました。
また、イラン当局者と行った会談の結果をライースィー大統領に報告して、「これに基づく数百億ドル規模の共同出資事業の開始、さらに経済、産業、エネルギー、トランジット輸送、金融、銀行業務面での協力拡大に伴い、両国は、相互関係における戦略的開発協力実施に向けて大きな一歩を踏み出すことになる」としています。


