イラン国会議長、「米は自身に対抗する国に制裁行使」
12月 19, 2022 15:49 Asia/Tokyo
イラン国会のガーリーバーフ議長が、ニカラグアのモンカダ外相との会談で、「米国は自国の利益を求めており、自分たちに対峙する国々には制裁という梃子を用いる。そして常に、革命を遂げた国々に内政干渉しようと企んでいる」と強調しました。
ガーリーバーフ議長は18日日曜日、モンカダ外相との会談においてさらに、「イランとニカラグアは、反帝国主義かつ反米の国であり、現在両国ともに、米国による圧政的な制裁を受けている」と述べています。
一方のモンカダ外相も、「帝国主義との戦いは、イランとニカラグアの関係の基礎を形成・維持している、歴史、思想、政治、兄弟愛といった枠組みを持つものである」としました。
モンカダ外相は今回、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とも会談を行いましたが、その最後に両国間の包括的協力計画文書に署名しています。
イランは、イスラム革命が勝利して以降、長きにわたって帝国主義やアメリカが主導する世界的傲慢と戦ってきたニカラグア、キューバ、ベネズエラ、ボリビアなどの一部のラテンアメリカ諸国と、良好な関係を築いてきました。
イランとラテンアメリカ先進諸国との関係は近年、拡大の一途にあり、政治、経済、通商、産業、エネルギー、保健衛生などの分野にも広がりつつあります。