12月 31, 2022 18:00 Asia/Tokyo
  • イラン鉄鋼生産
    イラン鉄鋼生産

WSA世界鉄鋼協会が、今年11月のイランの鉄鋼生産量がヨーロッパ最大の経済国・ドイツを上回り世界第7位になったとしました。

イルナー通信によりますと、世界鉄鋼協会は報告において、今年11月にイランでは鉄鋼が290万トン生産されたとしました。

同報告では、11月のイランの鉄鋼生産量は昨年同時期と比べて3.9%増加したということです。

イランの鉄鋼生産量の増加は、アメリカの違法な制裁が継続する中でのことであり、さらに同月は、世界の鉄鋼生産量合計が3.7%減少、アメリカの鉄鋼生産量も10.5%減少しています。

イランはこの数年、鉄鋼生産量の年次統計において世界第10位をキープしていましたが、今年11月は月次統計で初めて世界第7位に浮上しました。

イランの鉄鋼生産量は同月、ヨーロッパ最大の経済国とされるドイツを上回ったほか、ブラジルとトルコの生産量も抜き去りました。ドイツの11月の鉄鋼生産量は、17.9%減の280万トンでした。

ウクライナでの戦争に続いて起きたドイツでのエネルギー危機は、同国の鉄鋼生産量の減少にも影響していると見られます。

なお、去る11月には中国が世界最大量の鉄鋼生産を記録しており、以下2位から10位には、インド、日本、アメリカ、ロシア、韓国、イラン、ドイツ、ブラジル、トルコの各国が続きました。

 


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