ネタニヤフ氏の根拠のない主張に、イラン外務省報道官が反論
12月 31, 2022 20:53 Asia/Tokyo
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、シオニスト政権イスラエルの首相に返り咲いたネタニヤフ氏が、反イラン的な主張を繰り返すことで自身や違法なシオニスト政権のためにアイデンティティを確立しようとしているとし、「衰退はシオニスト政権の本質の中に隠れている」と述べました。
ネタニヤフ氏は29日木曜、自らの内閣の最重要使命について「イランによるイスラエル消滅を阻止することだ」とし、「イランの核兵器獲得のための試みを無効化する」と述べました。
イラン外務省のキャンアーニー報道官は30日金曜、ネタニヤフ氏によるこうした発言に対し、「イスラエルは70年以上にわたって、大量虐殺、略奪、強制移住など数十の反人権的行為を伴った自らのアイデンティティ危機から脱しようとしてきたが、これは、この違法政権を支持してきた米英や一部欧州諸国による誤った政策を示すものだ」とツイッターに投稿しました。
キャンアーニー氏はその上で、「パレスチナはなくならない。消滅や衰退はシオニスト政権の本質の中に隠れている」としました。
ネタニヤフ氏による閣僚名簿は29日に議会から承認され、同氏は正式にイスラエル首相に就任しました。この内閣は、パレスチナ占領の歴史の中でも最右翼と称され、イスラエル内外からの非難に直面しています。
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