駐デンマーク・イラン大使が、女性外相会合の共同声明に反応
1月 04, 2023 17:42 Asia/Tokyo
デンマーク駐在のアフサーネ・ナーディープール大使は、カナダで開催された女性外相会合の対イラン声明に反論し、公開書簡においてこれらの大臣に対し、イランに対するダブルスタンダードな対応をやめ、イラン人が状況改善のために自らのすべての能力や可能性を活用できるようにするよう求めました。
最近、アルバニア、アンドラ、オーストラリア、フランス、ドイツ、アイスランド、コソボ、リビア、リヒテンシュタイン、ニュージランド、ノルウェーの各国の女性外相らは、カナダのメラニー・ジョリー外相が主催したオンライン式会合で、いわゆるイラン女性支持を謳う声明を発表しました。
イルナー通信によりますと、ナーディープール大使は、これらの女性外相らに向けた公開文書の中で、国連女性の地位委員会からのイラン除名によるマイナスの結果について触れ、「イランの女性らの苦しみに対する彼らの過去の立場表明に注目すると、これらの国による今日の反応とイラン人女性への同情は不誠実で、政治的な動機を含むものである」と語りました。
また、「長年に渡り、イランの女性らは社会における自らの状況の改善及び、権利回復に向けて大きな歩みを踏み出してきている」と強調しました。
さらに、「明らかに政治的かつ象徴的な行動だった、国連女性の地位委員会からのイラン除名は、イランの女性らのおかれた状況への懸念によるものでは全くなく、女性を含むイラン国民に対する彼らの過去の口先だけの立場表明に向けた偽善的な行為だった」としました。
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