イラン外相、「世界は複雑な多重危機に突入」
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「南の声」と題した外相ウェビナールにおいて、「世界は複雑な多重危機に巻き込まれている」と語りました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は12日木曜、「南の声」と称した外相ウェビナールにおいて、地球規模の重要な問題に関するイランの見解と意見、および国際舞台における南方諸国の影響力のある役割について説明しました。
また、「現在、世界は重層的で複雑な危機に巻き込まれており、不況やインフレと同時に新型コロナウイルスの大流行、紛争や戦争、テロ、低開発と貧困、経済的不平等の結果に直面している」と述べています。
さらに、「国際舞台の立役者は、地球規模の問題や危機の解決のために共に考え、協力するのではなく、自分だけの利益のために努力し、国際金融・経済機関に睨みを利かせ、国際金融・経済機関に影響力を及ぼし、一方的で抑圧的な制裁を加えることで、多国間主義を望む独立国に圧力を行使している」としました。
そして、世界の平和と安定と安全を強化するための実際的な措置の実施を強調するとともに、イランとしてG20主要20カ国地域に協力する用意があることを発表しました。加えて、南方諸国人々の利益確保に向けた南方諸国トロイカの結成、同時に供給網と食料の安全に向けた相乗的な努力、運輸・トランジット輸送分野での多極的な協力、核エネルギーの平和的かつ公平な利用、世界における一般的な核兵器廃絶に向けた行動、テロや過激派との戦いを求めています。
このほか、インド(開催国)、アルメニア、オマーン、モルディブ、パナマ、ジャマイカ、ケニア、エルサルバドル、ジョージア、ウガンダ、チュニジア、ドミニカの各国外相らも意見を表明しています。
加えて、今回のウェビナールに参加した各国外相らの演説のこのほかの骨子は多国間主義の強調、南方諸国の期待や優先事項および参加を反映する形での、国際システムを管理する国際・金融システムの改革、共通の世界的課題に立ち向かうための特に南側諸国間の国境をまたいでの共同協力の強調などとなっています。


