イランが、鉄鋼生産上位10か国の中で成長率首位に

WSA世界鉄鋼協会が発表した統計において、2022年にイランの鉄鋼生産成長率が8%となり、この項目で世界の鉄鋼生産上位10か国のうち首位となりました。

イルナー通信によりますと、世界鉄鋼協会は、イランの2022年の鉄鋼生産量が3060万トンであったと発表しました。これは、前年と比較して8%増加したことなります。

この報告はまた、世界諸国の2022年の鉄鋼生産量が18億7800万トンとなり、前年と比較して4.2%減少したともしました。このうち53%にあたる10億1300万トンは、 第1位の中国が生産したものであり、イランの2022年の鉄鋼生産量は世界第10位でした。

昨年は、ウクライナ戦争の勃発と、ロシア産エネルギーに対しヨーロッパ諸国が制裁措置を取ったことが影響して、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、イギリスなど国々の鉄鋼生産量が軒並み下がり、一昨年と比較してそれぞれ8.4％、11.6％、13.1%、19.2%、15.6%減少しました。

中でも当事国であるウクライナの鉄鋼生産量は、2022年には70.7%減少して630万トンにまで落ち込みました。

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