イラン外務省報道官が、仏大統領の反イラン発言に反応
(last modified Sat, 04 Feb 2023 12:14:12 GMT )
2月 04, 2023 21:14 Asia/Tokyo
  • マクロン仏大統とシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相
    マクロン仏大統とシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、フランスのマクロン大統領が非建設的で反イラン的な姿勢を繰り返していることについて、「世界が組織的テロの源とみなしている政権の首相との会談は、非難されるに値する」としました。

マクロン仏大統領は3日木曜、同国を訪問したシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イランの核計画について「性急な動きがある」として批判し、「イランがいまの路線を継承するなら、その帰結なしには済まない」と述べました。

ネタニヤフ氏も、イランに対する制裁強化や同国のイスラム革命防衛隊をEUのテロ組織リストに指定することを求めました。

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、こうしたマクロン氏の発言に対し、「世界が組織的テロや犯罪の源、パレスチナ人をはじめとする西アジアでの女性や子供の虐殺や難民化の元凶とみなしている政権の首相との会談は、非難されるに値する」としました。

また、「マクロン氏はイランの平和的な核活動を批判しているが、イスラエルが数十個の核弾頭を保有しながら国際的な監視は一切受け入れず、また占領や軍事侵略といった暗い経歴により、地域および世界にとって最大の脅威になっていることを忘れているようだ」としました。

その上で、「フランスは、IAEAの完全な監視下にあるイランの平和的な核活動に見せかけの懸念を示す代わりに、世界に対して、シオニストの国家テロリズムがどのようにして核兵器を入手したことを知らせるべきだ」としました。

そして、フランス当局に対し、現在の誤った姿勢を改め、相互尊重の原則に戻り、これ以上イランとフランスの二国間関係を損なうことがないよう勧告しました。

 


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