イラン原子力庁長官、「IAEAは、専門的に振る舞うべき」
2月 08, 2023 20:41 Asia/Tokyo
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イラン原子力丁のエスラーミー長官
イラン原子力庁のエスラーミー長官は、IAEA国際原子力機関に対し、IAEAとして専門的な振る舞いを維持し、独立国家に対する圧力行使の潮流に加わらないよう勧告しました。
イルナー通信によりますと、エスラーミー長官は8日水曜、政府閣僚会議の傍ら、記者団に対し、「IAEA事務局長には、同組織が専門的振る舞いを維持することが期待される」と述べました。
また、「イランが常にIAEAに期待しているのは、イランに対する圧力や政治的潮流に加わらないことである」と語りました。
IAEAは1日水曜、理事国向けの非公開報告書の中で、イラン中部フォルドにある核施設の非公開の査察の結果、60%のウラン濃縮が可能なIR6型遠心分離機のカスケード2組が報告されていたものとは違う形で接続されていたと主張しました。
IAEAの主張を受け、英独仏とアメリカは共同声明の中で、イランが未申告のまま一部の遠心分離機の接続形態を根本的に変えているとする報告内容に注目すると発表しました。
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