イラン外相「欧州3カ国はこの20年で何も教訓を得ていないのか?」
6月 07, 2025 14:53 Asia/Tokyo
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イランのアラーグチー外相
イランのアラーグチー外相がフランス、イギリス、ドイツの欧州主要3カ国に警告し、「イランはいかなる権利侵害にも断固として対応する」と強調しました。
【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は6日、自身のXにおいて「国際原子力機関(IAEA)との長年にわたる良好な協力関係により、イランの平和的核開発計画の『軍事的側面の可能性』に関する偏った見解を解消する決議が採択されたが、我が国は再び『保障措置に違反している』などと非難されている」と投稿しました。
また、「欧州3カ国は誠意を持って対応せず、IAEA理事会においてイランに対し偏った見解による行動をとってきた。2005年にこれら3カ国が同じ行動をとった結果、イランにおけるウラン濃縮が現実のものとなった。欧州3カ国は過去20年間、本当に何の教訓も得てこなかったのか?」と疑問を投げかけました。
さらに、「政治化された根拠のない報道に基づいて、イランが保障措置に違反しているなどという虚偽の非難の矛先を向けることは、明らかに危機創出を目論むものだ」としました。
そして、「欧州がもう1つの重大な戦略的失策の瀬戸際に立たされている今、以下の私の文言を想起してもらいたい。イランはいかなる権利侵害にも断固として対応する。その全責任は、自ら関与するためにあらゆる手段に訴える無責任な当事者に帰する」と警告しました。
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