イラン外務省報道官、「イスラエルはわが国への軍事行動起こせない」
(last modified Mon, 13 Feb 2023 10:35:25 GMT )
2月 13, 2023 19:35 Asia/Tokyo

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「シオニスト政権イスラエルは、わが国に対して軍事行動を起こすことはできない」と強調しました。

キャンアーニー報道官は13日月曜の週次記者会見において、「米国はシオニスト政権イスラエルを完全に支持するその同盟国である。ならば、同政権の行動に対して責任を負わなければならない」と述べました。

続けて、かつてイランの旧パフラヴィー政権の諜報機関・SAVAKで拷問を行っていたパルヴィーズ・サーベティーが、アメリカ国内で行われた反イスラム革命集会に参加していたことにも触れ、「人権を主張する複数の政府が、犯罪者らが集まる避難場所に成り果てている。これだけの経歴を持つ犯罪者が、民主主義を主張する国の中心部に存在しているのだ」と指摘しました。

そして、「このことは、イランに対する米国の敵意を示しているほか、犯罪者へ避難場所を提供している様も明らかにしている」としました。

一方、制裁解除を目指す協議の継続については、「我が国は、協議の道筋において義務を引き受けている。核合意への復帰を表明している相手側や米国は、自身の誠意を行動において示し、協議と核合意責務履行に戻る必要がある」と述べました。

その上で、フランスのカトリーヌ・コロナ外相による、イランのミサイル計画に対する世界的な行動の呼びかけについて触れながら、「はぐらかし発言は、イランとヨーロッパ側相手国の間における問題、見解不一致、誤解の解決に影響することはない」と説明しました。

また、ライースィー・イラン大統領の政治・経済高等使節団を率いた中国訪問について、「これは、イランと中国の二国関係において非常に重要な動きである」としました。

 


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